ストレスと胃腸症状(下痢、食欲不振)|肝脾不和(かんぴふわ)って?

ストレスにより下痢などの胃腸症状がでる肝脾不和について解説しました。

sen せん 線

2020年10月8日(木)

こんにちは、和歌山県橋本市の鍼灸師ワダです。ブログをご覧いただきありがとうございます。
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肝脾不和(かんぴふわ)

概要

LINEから施術の対象になるかご相談がありました。同じような症状で悩まれてる方も多いと思いますので簡単にご紹介します。

症状

胃腸の弱さ、下痢、冷え、生理不順、生理痛、むくみ、イライラ、肩こり、頭痛、腰痛などの症状で困られているそうです。

胃腸の弱さがとくに気になられており、ストレスが加わると下痢や消化不良などの胃腸症状がおこるそうです。さらに最近は外出時にお腹が痛くならないか不安が強い。

もともと胃腸は強くはないものの、自宅やリラックスをしているときには症状はでないということです。

解説

症状の特徴を見ていきますと中医学でいうところの肝脾不和(かんぴふわ)肝鬱気滞(かんうつきたい)という状態が思いあたります。

たくさんの症状を言われていますが、多くは肝の臓、脾の臓、気の停滞によるものが多いので根本の原因は同じところにあると思われます。

本当に胃腸だけが悪くて症状がでている場合は、自宅や休日でも症状がでてくることが多いです。

ストレスがかかったときに顕著に悪くなるので、胃腸の調整とともにストレスや心配による体の緊張を改善をすることが大切です。

ストレスにより肝の臓が活発に働き、消化吸収にかかわる脾の臓をいじめて胃腸症状をだすという状態です。

平素からの脾胃虚弱→精神的緊張→肝鬱→肝の疏泄機能の失調→脾に影響→運化機能の失調→下痢、胃腸症状

木剋土、木乗土

五行の関係で言えば「木剋土」が過剰となる「木乗土」ですね。

木(肝の臓)が活発になることで根を広げ、土(脾の臓)の養分を吸い取って土地を痩せさせてしまうようなイメージです。

五行関係

施術

胃腸の調節とともに肝の臓の緊張を緩和するのが大事となります。

症状が長びくことで不安や心配などが強くなり、心の臓へと波及することもありますが、不眠や動悸などがないならそこまではいってなさそうです。

脈、舌、お腹、ツボなどお体の状態をみないと最終的な判断はできませんが、鍼灸施術の得意分野になってくるかと思います。

一度お時間があるときに詳しく問診をしてお体をみさせて頂き、施術をするか判断をして頂けたらと思います。

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