高野山へ初詣に行ってきました。
2020年1月4日(土)
こんにちは、和歌山県橋本市を拠点に活動しております蓬庵(よもぎあん)のワダです。ブログをご覧いただきありがとうございます。
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お正月の高野山
概要
令和2年1月2日に高野山へ初詣に行きました。蓬庵を開業してからはなんとなく慣例になっているのと、雪景色の風景を撮れたらいいなというのもあります。
今年は残念ながら雪はありませんでした。年末に雨の日があったのでお正月の雪を期待したのですがダメでした。
山内の方に聞いても、この冬は降ってもすぐにとけてしまうことが多かったそうです。
交通は電車を利用しました。南海の九度山駅から乗りました。乗った時間の電車は天空に連結されている自由席(運賃のみ)です。車両は普通の急行なのですが、九度山駅より先は極楽橋駅までとまりません。
新しくなったケーブルカーも乗れました。
趣味の写真も撮りはじめでした。今回は写真の投稿が中心ですが良かったらご覧ください。
壇上伽藍
根本大塔
お正月中は無料で拝観できます。立体曼荼羅といって仏像で曼荼羅の世界をあらわしています。
昨年の1月2日はこんな雪景色でした。今回はお天気も良かったので参拝の方も多かったです。
御影堂
金堂
お正月の1~3日は修正会が朝の9時からおこなわれます。高野山の中心となる本堂です。少し雪が残っていました。
山王院
山王院は御社の拝殿となります。お寺ですが鳥居のある建物です。
御社(みやしろ)
高野山をひらくときに地主神として勧請され高野山の鎮守とされました。高野山でもとても大事にされている場所のひとつです。
ここはとても神聖な感じで、他のところとは空気感が違います。
一宮に丹生明神、二宮は高野明神、三宮は総社として十二王子・百二十伴神がまつられています。
西塔
古い塔なのですが、中は綺麗な装飾がされています。普段は入れないのですがときおり特別拝観をされています。
愛染堂
修法をされている最中でした。
智泉大徳廟
伽藍の隅にあります。こちらもぜひ行ってほしい場所です。
智泉さんは空海さんからすると姉の子で甥になると言われています。実質的に高野山の地において高野山の整備に尽力したのは智泉さんだったとされます。
高野山での厳しい環境や無理がたたったのか病気により37歳で亡くなったとされています。
そして智泉さんの関して忘れられないのは亡弟子智泉が為の達嚫の文です。
亡弟子智泉が為の達嚫の文
哀しい哉(かな) 哀しい哉 哀(あわ)れが中の哀れなり
悲しい哉 悲しい哉 悲しみが中の悲しみなり
哀しい哉 哀しい哉 復(また)哀しい哉
悲しい哉 悲しい哉 重ねて悲しい哉
悟りを開けば この世の悲しみ驚きは
すべて迷いが生み出す幻にすぎないことはわかっています
それでもあなたとの別れには涙を流さずにはいられません
悟りを開いたといわれる空海さんが、とても感情的な追悼の文を残しています。
愛する人との別れは本当に悲しいものであり、しっかり悲しんで泣いてもいいんだと教えてくれている気がします。
清高稲荷神社
概要
管理されているご家族の方が神社がよくなるように努力されています。SNSでも情報を発信されています。今回はお茶の御接待を頂き、由緒などを説明して頂きました。
境内
境内内の写真も大丈夫とのことてす。
階段に落ちたモミジと龍神池庭園です。
御神木
ふたつの御神木が重なるように立っています。縁結びにご利益があるそうです。
ぜひ手で触れてくださいということでした。
参道
稲荷神社は赤い鳥居が綺麗ですね。
奥の院
管鍼開祖杉山検校之墓
管鍼法の開祖といわれる杉山和一先生と吉田弘道先生の墓所です。
詳しくは過去のブログに書いてます。
参道
苔むした古い墓石がいい感じです。この雰囲気が好きです。
苔を意識して撮ってみました。苔がいい感じですね。
台風の影響でしょうか、大きな木が折れています。
置かれたアンパンマン、参道はやはり温度が低いのか水が凍っていました。
奥の院
御廟の手前になる御廟の橋、ここから先は高野山でも神聖な領域です。
第二次世界大戦の戦没者を供養する英霊殿です。ここは春の桜が綺麗です。
無縁仏と一石五輪塔
これは管理する人がいない無縁仏や、参道を整備するときでてきたものだそうです。小さな五輪塔は一石五輪塔といいます。
高野山の石ではなく、地方から故人の供養のために高野山にもってこられたものです。すこしでも浄土にいけるようにと、ひとつひとつに思いがあって高野山に納めたのでしょうね。
一石五輪塔は形がかわいくて個人的には好きなのですが、そういったものが参道の下や脇道にはまだまだたくさん埋まっています。そういう意識をもって参道を歩きたいものです。
最後までご覧いただきありがとうございました。