お正月の暴飲暴食と舌の苔|【膩苔(じたい)】

膩苔(じたい)って何?

こんにちは(^-^)
東洋医学ライフを提案する蓬庵(よもぎあん)の和田です。

お正月中は私もチョコレートや飲酒などの暴飲暴食をしていたため舌に黄膩苔(おうじたい)という黄色い苔がべったりと舌についていましたが、ようやくきれいな舌にもどりました(^_^;)

【膩苔(じたい)】

治療では舌を必ずチェックしますが、診ているもののひとつに苔(こけ)の状態があります。

苔がどこにどんな状態でついているかをみます。色や厚み、潤っているか乾燥しているか、また苔がはげている場所はどこかなどです。

苔にはお腹の状態がよく反映されます。

食べすぎてお腹に未消化物が残っている、便秘で便がたまっている、水分をたくさんとって余計な水が身体に残っている、胃腸の調子がわるくお腹が動いていない、冷えて水の代謝が悪くなっているときは、膩苔(じたい)というべったりした苔がへばりついています。

暴飲暴食のサインのひとつになりますし、そんなにたくさん食べたり飲んだりしていないのにでているなら、お腹の弱りや冷えも疑う必要があります。

甘いものや脂ものやお酒などをたくさんとれば、苔の厚みはまし、粘りも強くなります。

また熱のこもりが強いと苔が黄色い色となります。さらに熱が強くなると茶色や黒っぽくなりますが、それは暴飲暴食の範囲をこえて病気のときにみられます。

黒っぽい黒苔はガンの末期や危篤状態など、極めて危険な状態でみられます。

近年、これが口臭の原因だと、苔専用のブラシなどもでていますが、苔はお腹の状態によりあらわれるもの、ブラシでみがくことよりも食べ物を見直すことが大事ですし、胃に熱がこもることで息や口臭も強くなります。

鍼灸師の中には舌なんて難しくてわからないからと、舌をみない先生が大半ですが、苔がついているかどうかは誰が見てもわかるので、お腹の状態を知るためにぜひみてもらいたいと思います。

あまり気持ちのよい写真ではないので、興味がある方はネットで検索してみてください。皆さんも鏡で舌をチェックしてみてくださいね(^^)d

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