精神疾患に有効なツボ
こんにちは(^-^)
東洋医学ライフを提案する蓬庵(よもぎあん)の和田です。
「鬼哭(きこく)の図」鍼灸抜粋大成より
これは親指を結んでやる特殊なお灸です。現代でいえば精神疾患に使うお灸です。何かに憑かれたり、気が狂った人に使われていました。
このほかにも別名で「鬼」と名のつくツボがあります。学校ではならわないマニアックなことですが、これらが臨床ではととても役に立つことがあります。
ちなみに鬼哭(きこく)は肺の経絡にある少商穴(鬼信穴)です。
十三鬼穴 『針灸大成』
1、鬼宮‥人中 2、鬼信‥少商 3、鬼塁‥隱白
4、鬼心‥大陵 5、鬼路‥申脈 6、鬼枕‥風府
7、鬼床‥頬車 8、鬼市‥承漿 9、鬼窟‥労宮
10、鬼堂‥上星 11、鬼蔵‥会陰、玉門頭
12、鬼腿‥曲池 13、鬼封‥舌下中縫
十三鬼穴 『針灸大成』
百邪癲狂所爲病、針有十三穴須認、 凡針之體先鬼宮、次針鬼信無不應、
一一從頭逐一求、男從左起女從右、 一針人中鬼宮停、左辺下針右出針、
第二手大指甲下、名鬼信刺三分深、 三針足大指甲下、名曰鬼塁入二分、
四針掌後大陵穴、入寸五分爲鬼心、 五針申脈名鬼路、火針三下七鋥鋥、
第六却尋大杼上、入髪一寸名鬼枕、 七刺耳垂下五分、名曰鬼床針要温、
八針承漿名鬼市、從左出右君須記、 九針間使鬼窟上、十針上星名鬼堂、
十一陰下縫三壮、女玉門頭爲鬼蔵、 十二曲池名鬼腿、火針仍要七鋥鋥、
十三舌頭當舌中、此穴須名是鬼封、手足両辺相對刺、若逢狐穴只単通、
此是先師真妙訣、狂猖惡鬼走無踪。