胸やけ・呑酸・逆流性食道炎の東洋医学

逆流性食道炎は病院だけでなく鍼灸院でも施術しています。

逆流性食道炎(胸やけ、呑酸)

こんにちは(^-^)
東洋医学ライフを提案する蓬庵(よもぎあん)の和田です。

ここ最近、筧利夫さんがやっている「胸やけ」、「呑酸(どんさん)」のCMがありますよね。

「その胸の違和感、それは胸やけです。逆流性食道炎という病気かもしれません。」「すっぱい、何かが上がってくる感じ、それは呑酸です。逆流性食道炎という病気かもしれません。」「胸やけ、呑酸を感じたらお医者さんへ。」

実はこの症状、鍼灸(はり、おきゅう)でよくなることも多いです(^^)

「胸やけ」「呑酸」は珍しい症状ではありません。

とくにおこりやすい季節は春や夏の暑い時季でしょうか、「呑酸」でなく「えずき」「嘔吐(おうと)」といわれる方もおられます。

飲み過ぎや食べ過ぎにより胃が不調をきたし、そのような症状がおこる場合もありますが、それはしばらくお腹にやさしい食事をしていれば落ちつきます。鍼灸の施術では胃や消化に関するアプローチをしていくことになります。

別に飲み過ぎや食べすぎでもないのに、そういった症状がおこるかたがいます。食べてもいないのに何かがあがってきて、吐きそうになったり、気持ち悪い感じがする。

この場合の多くに、精神的なストレスやイライラが関係しています。精神的なストレスやイライラは密接な関係があり、イライラに関係する「肝」というケイラクのルートは、胃をぐるりとまわるようにルートがありストレスやイライラで緊張すると、その「肝」のルートも緊張して胃をしめつけて痛めつけます。

それにより胃の詰まった感じや痛みがおこり、食べものが通りにくいような感じをおこします。

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そして「肝」は体の「気」の流れをコントロールして、胃などの内臓の働きを円滑する役目もになっています。

ストレスで「肝」が弱れば、一時的な胃の痛みなどから、どんどん胃の慢性的な症状として悪化してしまいます。まさに病は気からですね。

また「呑酸」「えづき」「吐き気」というのは、本来は下におさまっていかないといけない「気」が、気逆(きぎゃく)といって、「気」が上に上がろうとする状態です。

その気逆をおこすのが、ストレスなどのイライラや夏の暑さです。イライラすると頭に血がのぼります。熱の作用としても、熱は上にあがろうとします。そのためこの暑い時季に多くなるんです。

また春に多いのは「気」がもっとも活発に働き動き回るため、草花が芽吹いてのびのび育つように、人間の「気」も上に上に上がろうとするためです。

このタイプの場合は、必用に応じて胃の治療とともに気を下にさげる施術や、「気」の巡りをよくするイライラやストレスの改善をしないと、本来の問題解決にはなりません。

東洋医学の病名では、肝気鬱結(かんきうっけつ)といい、より進行したものを肝鬱気滞(かんうつきたい)といいます。特徴として女性の場合は、一緒に月経に関するトラブルもよくみられます。

こういった逆流性食道炎の症状もお気軽にご相談ください。

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