伏見稲荷大社へ初詣 2019年1月3日(163)

1月3日に知り合いの先生と伏見稲荷大社へ初詣に行きました。

2019年1月10日(木)

こんにちは、蓬庵の和田です。

1月3日の日に京都にある伏見稲荷大社へ知り合いの先生と初詣に行きました。忘年会で初詣のはなしをしたことをきっかけに行くことになりました。

簡単に説明をしながらお山もまわってきました。

伏見稲荷大社は関西ではもっとも初詣に訪れる人が多いと言われたりしますが本当に多いです。今年でお正月に行くのは3回目です。

伏見稲荷大社へ初詣 2019

伏見稲荷大社

本殿には主祭神として以下の神様がまつられています。

主祭神

宇迦之御魂大神 (うかのみたまのおおかみ)
佐田彦大神 (さたひこのおおかみ)
大宮能売大神(おおみやのめのおおかみ)
田中大神(たなかのおおかみ)
四大神 (しのおおかみ)

宇迦之御魂大神 (うかのみたまのおおかみ)が伏見稲荷大社の中心となる神様で、神名の「ウカ」は穀物・食物の意味があるとされています。今ではお稲荷さんとして有名です。

狐そのものが神様ではなく狐は神様の使いとされ、眷属(けんぞく)とよばれたりしますが、今ではお稲荷さんというと狐の神様という印象が強いのではないかと思います。

この他にも神名に「ウケ」とつく神様も穀物・食物に関わる神様です。有名なところでいうと伊勢神宮外宮の神様である豊受大神(とようけのおおみかみ)もそうです。

また仏教、もとはインドの神様である荼枳尼天(だきにてん)という神様も狐(本来はジャッカル)に乗っていることから仏教系のお稲荷さんとして信仰されていたりします。

また弘法大師空海さんも稲荷神を信仰し密教の繁栄に力をかりたと言われています。

今は神社として知られる伏見稲荷大社も、古来からのお山信仰、仏教系の稲荷信仰、邪教とされる髑髏を本尊とする真言立川流、創建にかかわったとされる秦氏など、時代によってとても変化があったと言えます。

文献によっては豊受大神など他の神様と同一とされたり、神符に蛇が描かれており、宇賀神や弁財天と関連があると言われたりと、とても興味深い神様であるといえます。

かつては神仏習合でしたから、時代によりいろんな解釈がされたのだと思います。

表参道

表参道の入口から撮った写真ですが、すでにこの人だかりです。

本殿にたどり着くだけでも大変です。表の参道にはお店もたくさんでています。参道は一方通行ですすむことしかできません。

 

千本鳥居

有名な千本鳥居はとても人が多くてゆっくり撮影するのは無理です。人が多いのでゆっくりゆっくりしかすすみません。

奥社奉拝所

伏見稲荷大社の奥の院といわれる場所です。本殿での参拝も大事ですが、お山そのものをお参りする大切な場所です。稲荷神はこの伏見山に降臨されたとされます。

稲荷信仰の原点となるお山でありますし、稲荷信仰が盛んいなる以前から崇拝されていたのではないかと思います。

ですのでこれより先は聖域で神聖な場所となります。

おみくじ

奥社奉拝所でもおみくじを授かることができます。本殿近くはとても込み合いますが、こちらではスムーズです。

ぜひ先にお参りで聞きたいお願い事をして、その答えをおみくじで頂くと良いです。

今回は一年間の運勢を聞いたところ十五番の中吉でした。

自分の仕事に熱意を失うと思はぬ禍が起こる兆である。いまは邪道に入らぬようによくよく注意せよ。

という注意のメッセージを神様から頂きました。

おみくじは吉凶よりも、和歌や漢詩のメッセージの部分を読みとくことが大切です。

私は一年間、手帳や見えるところに貼っておきときおり見直します。

伏見稲荷大社は、大大吉、凶後大吉、吉凶相交末吉、吉凶不分末吉など、少し変わったおみくじも含まれるのでオススメです。

伏見神宝(寶)神社(ふしみかんだからじんじゃ)

千本鳥居を抜けてすぐの脇道をすすむとあるのが伏見神宝神社です。脇道になるので知っている方しかいかないような神社です。ここは伏見稲荷大社でなく神社庁の管轄とされています。

 

ここには伊勢の天照大神がまつられています。また近年話題の「龍」ともかかわる神社になります。

主祭神
天照大御神、稲荷大神、十種(とくさ)の神宝
摂社
龍頭社「竜頭大神」、布留社「白菊大神、白髭大神、白竜大神」、天岩戸社「天鈿女命」

狛犬じゃなくて狛龍さんがおり、天龍と地龍がおり地上と天上界を行き来して人々の願い事を叶えてくれるそうです。

叶雛(かなえひな)、願い事を書いて奉納するようです。

竹取物語のゆかりの地でもあるそうで竹の鳥居です。

伏見稲荷大社

お山への参道にもどってきました。参道には小さなほこらや塚がたくさんあり、とにかく狐さんと鳥居がたくさんあります。今回は他の先生と一緒で、お正月で人も多かったので写真はほとんど撮らずでした。

 

鳥居がたくさんあり異様な雰囲気をはなっています。石碑や塚のひとつひとつが神様であったりもします。

この塚とは、稲荷大神様に別名をつけて信仰する人々が、石にそのお名前を刻んで、お山に奉納したものだそう。今は1万近くあるといわれています。

 

お山の中腹からは眺めは良好です。この日は狐の嫁入りで小雨が降ったり止んだりでした。向かいの山の方は雪のよでした。

ローソクも途中で販売されています。大きなローソクになると五千円ぐらいしていました。

 

途中に薬力社の薬力大神です。漢字が示すように健康長寿や薬に関係する神様です。必ずお参りするようにしています。

鳥居ポートレート

人がいない瞬間をねらって撮った鳥居での一緒に行った先生のポートレートです。やっぱり赤い鳥居がいい感じですね。この日は人がうつらないタイミングはわずかな時間の2回しかチャンスがありませんでした。

 

荒木神社

伏見稲荷大社とはまた別の神社になりますが、すぐ近くにある荒木神社です。えん結びのパワースポットとして人気になっています。

えん結びの神とされる口入稲荷大神(くちいれいなりおおかみ)です。使者とされる口入人形、五千円で授けてもらい願い事が叶うとおかえしにくるそうです。

 

絵馬は中国語や英語が多数ありました。さすが外国人に人気の伏見稲荷です。

やや注意点も。。。

いい感じの竹の鳥居がたくさんありました。でもなんかさびしい感じでした。

そこに近づいて行ったのですが、2人の先生が「あっ、ここはアカンわ。」といってすぐにひきかえしてきました。少し気分が悪くなったそうです。

鍼灸師の中には感覚が敏感な方がいます。伏見山はいろんな思いがたくさんあるところなので、敏感な方の場合はしんどくなる方もいるかと思います。

お山は聖域になるので本当は気安くのぼる場所ではありません。空腹でいかずに少し食べていく方が体調が悪くならないと思います。

帰り道

2時間ほどかかって伏見稲荷大社の入口まで戻ってきました。普段ならもう少し早く戻ってこれますが、お正月なので人が多く時間がかかりました。

 

伏見稲荷、お稲荷さん、狐は怖いと言われたりもします。実際にそういう側面もあるのだと思いますが、神様としてきちんと接すれば問題ないと思います。

お札を授かったら粗末にせずきちんとおまつりする。祈願していたお願い事が成就すればお礼に行くといったことです。

歴史上の人物でも稲荷の神様に失礼なことをして親類の死や、大きな災いにあったというはなしも残っていますが、逆に大きな助けをしてもらったというはなしも多数あります。

稲荷の神様を活かすも災いとするのもその人次第ではないかと思います。伏見稲荷の神様は懐がひろく願いを叶えてくれる力も強いと思います。

ぜひ、行ってみてください。お山まで行く自信がない方は奥社奉拝所まで行かれたら良いと思います。

 

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