ユキノシタの花と薬効

蓬庵の裏庭にあるユキノシタの花が咲きました。

2019年5月23日(木)

こんにちは、和歌山県橋本市を拠点に活動しております蓬庵(よもぎあん)のワダです。ブログをご覧いただきありがとうございます。

ユキノシタ

ユキノシタの花

日本に広く自生する多年草です。蓬庵の裏庭にも私が子供のときから自生しています。日陰でも良く育ち、とくに手入れをしているわけではないですが、この時期になると小さくも綺麗な花を咲かせます。

ユキノシタの花

どこからどこまでが花びらなのでしょう?

とても変わっていますがよくみると可愛い花です。

ユキノシタの花

虎耳草(こじそう)

また民間薬としてもユキノシタは知られています。虎耳草(こじそう)と呼ばれたりもします。

蓬庵のユキノシタノ写真

「耳」と入っているように『本草綱目(ホンゾウコウモク)』という古い生薬について書かれた書物に紹介されており、耳の炎症にユキノシタの汁が効果があるとされています。

皮膚のかぶれ、湿疹、しもやけなどもに葉をあぶって使ったら良いというのを子供のときから聞いてきました。

生薬の作用を調べてみると「祛風」「清熱」「涼血解毒」とありましたので、たしかに熱を冷まし炎症をとるのに効果が期待できそうです。

葉は天ぷらにして食べても良いようです。性味には「微苦」「辛」「寒」「有小毒」とありますので少し苦みがあると思われます。

また「有小毒」というのが気になります。

食べ過ぎると下痢になる可能性があると書いている方がいましたが、熱を冷ます作用がある生薬なので便によって解熱をするような作用も期待できるのかもしれませんね。

よかったら天ぷらにチャレンジしてみてください。

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