お守りのマナーと有効期限?(個人的な見解です。)

今回は神社仏閣で授かる「お守り」について書いていきます。

sen せん 線

2019年5月15日(水)

こんにちは、和歌山県橋本市を拠点に活動しています蓬庵(よもぎあん)のワダです。ブログをご覧いただきありがとうございます。

お守り

受験シーズンが終わり新しい生活がはじまっている方も多いと思いますが、受験が終わって合格祈願のお守りを引き出しの奥にしまったり、粗雑に扱ったりしていませんか?

あくまでも私感ですが、今日はお守りやお札のことについて少し書いてみたいと思います。

お守りのマナー

受験、安産、健康、恋愛、交通安全など定番のお守りをはじめ、今は非常にたくさんの種類のお守りがあります。

旅先などでお土産としてお守りを授かったり、名のある神社ならお札を授かってきたという経験も一度や二度はあるのではないでしょうか?

社寺によってそれぞれのマナーやルールがあったりするので、その場合はそれにしたがったらよいと思うのですが、基本的には粗末に扱わないことが大事だと思っています。

「購入」ではなく「授かる」とかいたように、お守りやお札は授けていただくものです。神様や仏様の御分身やエネルギーがはいったものをわけていただくという感じです。

お札やお守りを授かってきても引き出しの奥になおしてしまい、ふと掃除したときにでてきて捨てれずに困ってしまうなんてこともあるのではないでしょうか?

さすがに普通のゴミとして捨てるには気がひけるのが日本人だと思います。

基本的には授かってきた社寺におかえしするのが良いと思うのですが、神社であれば他の神社のお札やお守りも古札として受け取ってくれたり、お寺では同じ宗派ならよかったり、また社寺をとわず引き取ってお焚き上げしてくれる場合もあります。

なのでどうしてもかえしにいけない場合には、近くにある社寺で相談してみるとよいです。なので不用意にお札やお守りを授かってくると困る場合があります。

今はネットでご祈祷の申し込み(社寺に行く必要なし)や、お守りやお札も郵送で授けて頂ける時代ですので、どうしてもいけない場合は郵送という方法もひとつかもしれませんが。。。

今は社寺ではないですが、神社と提携していてまとめて郵送したらお焚き上げをしてくれるという有償のサービスを提供しているところもあります。

そういう意味では、お守りというのは人からもらったり、受験だからと行くさきさきで授かっていると、お礼やおかえしに行くのが大変なことになります。

お守りに期限ってあるの?

鎌倉時代には1年ごとに伊勢神宮の新しいお札を授けていただき、古いお札を返納するというシステムがあったようです。みんなで伊勢神宮に行くのは大変なので村の代表者が交代でお参りするなどもしていたようです。

今でも神社の氏子から代表者をきめて伊勢神宮に参拝してお札を授かるという風習が、近隣の地域でも続いているところもあると聞きます。

今もお札やお守りはお正月に授けて頂いて、古いのを納めるというように多くの神社は推奨されています。

これには信心深くありなさい、1年に一度は足を運びなさい、というような教えと社寺の経営的な側面、また新しいものには新しいエネルギーがやどっているという縁起をかついでのことではないかと個人的には思っています。

賞味期限のように1年が過ぎるとダメ、長く持っているとエネルギーがなくなる、けがれが入り込むというように書いている方もいますが、個人的にはそんなことはないと感じてます。

ただ、お守りやお札の中には、毎年の○○の日に授かる、祈願するなどが風習となっているものもあるので、それはそれに準じてもらったよいかと思います。

個人的な見解としては、基本的には「お札やお守りに有効期限のようなものはない。(ただ、昨年に感謝をして新しいお札やお守り(新しいエネルギー)を授けて頂くのもよい。)」と思っています。

お守りやお札そのものにもエネルギーがやどってもいますし、その社寺とつながるどこでもドアや通信機器のような側面もあります。

お守りを身につけたり、お札を自宅におまつりすることで加護や社寺とつながる場所やものとなります。

お守りやお札にお願いした意識は、授かった神社とつながっているような状態だと思っています。

なので特別な思いがあるお札やお守りは自分で授かりに行くのがよいと思います。

ただ、中にはお役目をおえたお守りというのもあります。

お役目をおえたお守り

有効期限はないと書いたので、ずっともっておくというのもいいですし、新たにエネルギーをいれるような意識をもって再度おまいりに伺うのもよいと思います。

しかし何か目的をもって授かってきたお守りは、その願いがかなったらお礼を伝えてお返ししたらよいと思います。

病気、受験、安産などのお守りやお札です。

願いがかなったらお守りから意識は遠のき粗末にあつかってしまう事が多いです。受験が無事に終わったのに、ありがたいからとずっと受験のお守りを身につける人はいないと思います。

中には人にあげる場合もあるかもしれませんが、受験や安産のお守りを使い回しで頂いたら一般的には少し複雑に感じると思います。信頼できる方からのお守りなら例外もあるとは思いますけど。

そして大事なのはお返しするだけでなく、お願いしたことが成就したことについてお礼を伝えることです。

京都天橋立「智恩寺・文殊堂」

私も仲間の先生から国家試験のときに頂いてあったお守りというのがあります。日本三景で知られる京都の天橋立のお寺です。知恩寺といい日本でも有数の文殊堂だそうです。

ずっと気になっていたのですが、なかなか自分では行く機会がなく行けてなかったのですが、ゴールデンウィークのときに時間をつくれたので行ってきました。

京都天橋立「智恩寺・文殊堂

多くの社寺にはこのように古札やお守りを納める場所があります。こちらにお返しして、そちらの神様や仏様にお礼をお伝えします。

京都天橋立「智恩寺・文殊堂

お願いしたわけではなく、たまたま頂いただけなのですが、それでも何かの縁があって頂いたのですからこうして天橋立までこれてよかったです。

もちろん天橋立を自転車で走って展望台からみてきました。また旅のレポートも書きたいと思います。

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