ハリトヒト。って?

鍼灸師による鍼灸師のためのメディアであるハリトヒト。について書きました。

2019年7月17日(水)

こんにちは、和歌山県橋本市を拠点に活動しております蓬庵(よもぎあん)のワダです。ブログをご覧いただきありがとうございます。

ハリトヒト。

ハリトヒト。って?

ハリトヒト。は、津田昌樹先生を代表として有志の鍼灸師によって編集されているウェブを中心としたメディアです。

鍼灸師が独り立ちするまでには多くの悩みや問題に行き当たります。そのことについて津田先生はこのような背景をしめされています。

1つは情報が隅々まで行き渡っていないこと。もう1つは鍼灸業界では職業人として社会に巣立ち成熟していく過程、いわゆるキャリアパスがきちんと示されていないこと。

以上の背景を改善するため「鍼灸師がキャリアを積んでいくために必要な情報を提示する」ということを目的にスタートされたのがハリトヒト。です。

トップ | ハリトヒト。
「知らない」と気付いた。それは「知りたい」のはじまり。

主にインタビュー形式で、それぞれの形で活躍されている鍼灸師の先生のこれまでが語られています。

各先生のオススメの選書が紹介されているのも興味深いところです。

私感

若手の鍼灸師の先生が編集に関わっており、素直な興味や疑問により作られているので楽しくみることができます。

業界には残念ですがしがらみのようなものが少なからずあります。メディアの情報にも偏りがどうしてもあります。

普段は表にでてこない先生、また普段とは違った一面が紹介されていたりと、そういった問題点をのりこえたメディアになるのではないかと個人的に期待しています。

鍼灸師の有志による活動でインタビューから編集までをされています。録音したものを文字にしておこすのは大変な作業です。

鍼灸師による鍼灸師のためのメディア、大変だと思いますが末永く続いて欲しいと思います。

製本化

今までウェブで公開していた記事を製本化しようとクラウドファンディングが企画され、目標額をはるかに上回る374%の達成をして製本化されました。

鍼灸フェスタOSAKAでお披露目され、クラウドファンディングに参加していたので一足早く受け取ることができました。

haritohito はりとひと

とてもオシャレなメディアですよね。ウラベ先生(鍼灸師)のイラストもかわいいです。

ウェブの利点と欠点

ウェブはとても手軽にはじめられるので便利ですが、データというのは非常に不安定なものです。なくなるときは本当に一瞬でなくなってしまいます。

ネット上から一度なくってしまうと、いくらUSBにデータとして残している人がいてもそれを探し出すことはとても大変な作業になります。

今春にYahoo!が運営していた無料のホームページサーバーのジオシティーズが、21年の歴史に幕を閉じてサービスを終了しました。

昔は無料で手軽にはじめられるサービスとして多くの人がこのサービスでホームページを作成しました。

ジオシティーズ終了のお知らせ→https://info-geocities.yahoo.co.jp/close/index.html

管理されていないものはサーバーを移行されないまま消去されました。

管理者を失い残っていたもの、初期設定のまま放置されていたもの、そういったものがネット上から整理されましたが、故人が残したとても貴重な情報も消去されてしまったのではないかと危惧します。

私もジオシティーズで管理していた高校時代の恥ずかしい写真や日記を書いた空手道部のホームページをこれをきに終了しました。

紙として残るとそれは焼却されない限り残ります。昔の書物が今でも残っているように紙の保存能力というのは本当はすごいんです。

今は同人誌のレベルなので国会図書館に保存されるようなことはないと思いますが(後日に納本されたとのこと)、鍼灸学校の図書室に蔵書されるなどすれば、紛失されない限りは情報として残っていきます。

製本化されたことをとても嬉しく思います。これからの発展とハリトヒト。の続編に期待したいと思います。

鍼灸フェスタOSAKA

編集部のみなさんと鍼灸フェスタOSAKAのブースでお目にかかることが出来ました。みなさん楽しい方でした。

鍼灸フェスタOSAKAのブースで販売されていたハリトヒト。の缶バッチと、限定販売されたヒルトヒト。の缶バッチです。

はりとひと ひるとひと

ヒルは民間療法として使われることがあります。現状では鍼灸師が施術として使うことはできません。

血を吸う前のヒルと、吸った後のヒルが素材に使われているとのことでビックリしました。

ハリトヒト。×ビール

ハリトヒト。とビール

早速、入手した日の帰りの電車で読みました。

やはりスマホの画面で見るのと紙面で見るのは違います。編集もプロが手がけたようなすごい出来映えで、編集部のみなさんのハリトヒト。への愛を感じました。

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