安倍晴明をまつる京都にある晴明神社へ行きました。
2020年3月23日(月)
こんにちは、東洋医学で健康を考える蓬庵(よもぎあん)のワダです。ブログをご覧いただきありがとうございます。
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晴明神社(せいめいじんじゃ)
概要
3月22日(日)の午前中は勉強会だったのですが、終わってから晴明神社へ行ってみました。
安倍晴明にゆかりの神社として有名なので知ってはいましたが、行くのは今回がはじめてでした。
晴明神社は、平安時代中期の天文学者である安倍晴明公をお祀する神社です。創建は、寛弘4(1007)年。晴明公の偉業を讃えた一条天皇の命により、そのみたまを鎮めるために、晴明公の屋敷跡である現在の場所に社殿が設けられました。
晴明神社神社のホームページより
当初はもっと大きな敷地でしたが、豊臣秀吉による都の整備や戦火などにより社殿が荒れていた時期もあったようです。それでも氏子たちに守られて昭和25年に敷地が拡張されて今の晴明神社となりました。
安倍晴明といえば平安時代の陰陽師です。今は漫画や映画でも取り上げられることから知らない人はいないと思います。
しかし現代のイメージである特殊な能力(呪術)をつかい悪霊や妖怪と戦い鎮める陰陽師と、実際の陰陽師の仕事はかけはなれたものがあります。
陰陽師の役職はいわば国家公務員で、私たち鍼灸師もつかう陰陽五行思想なども活用して天文学、暦学、易学などを中心におこなっていたそうです。
その役職が飛鳥時代から明治2年まであったというのだから驚きます。
吉方や吉凶を占うこともあったようですが、神職や僧侶のように呪術を使うことはほとんどなかったといわれており、現代の作品に登場するようなヒーローの陰陽師、またこの時代においてその末裔をなのるスピリチュアルな人たちは本来の陰陽師とは少し違います。
とわいえ、そういった特殊な能力や呪術にたける陰陽師の方がいたのも事実なようで日の当たらない部分で活躍していたのだと思います。
写真
道に面した一の鳥居です。まず鳥居の額に晴明桔梗がはいっていてテンションがあがります。
入ってすぐにあるのが旧・一条戻橋と式神の石像です。
そしてさらに小道をはさんで二の鳥居が見えてくるのですが、左右の柱の上に太陽と月があります。陰陽では太陽は陽、月は陰です。
桔梗庵というのは神社公認のグッズやお土産の販売所のようです。
その近くに太極図(たいきょくず)が描かれていました。
晴明神社の狛犬さんです。
手水舎は新型コロナウイルスの影響で水が流れていませんでした。
安倍晴明が念力により湧出させたといわれる晴明井です。病気平癒のご利益がある水で飲めるそうですが、その日はほとんど水が流れてなかったです。
水の湧き出るむきを立春の日に変え、その歳の恵方に向けているそうです。
これを見たくてきました。向きをかえることで吉祥の水を得るという考えが興味深いです。
神社のお守りもいろいろあります。日曜なので多くの人で賑わっていました。
おみくじの色がカラフルで綺麗です。
五角形の五行みくじもありました。
絵馬も五角形でした。また羽生結弦選手も参拝していることからファンらしき方、また応援する絵馬も複数ありました。
よくみると、いろんなところに晴明桔梗があしらわれています。
推定の樹齢が300年の楠の御神木です。両手を当てて大樹の力を感じとってくださいと案内板にありました。
晴明神社の御本殿です。現在の本殿は明治38年に建てられたそうです。
安倍晴明像と厄除桃です。像の足がテカテカしてるのはビリケンさんみたいにみんながさわるから?、夜空の星を観察している様子だそうです。
また近くにきたときには参拝させて頂こうと思います。みなさんも良かったら行ってみてください。