逆子の施術をしていた患者様からよい報告がありました。
2019年4月18日(木)
こんにちは、東洋医学ライフを提案する橋本市の隠れ家鍼灸院こと蓬庵の和田です。
今日は、かつらぎ町から来られている患者様から嬉しい報告がありました。
逆子の施術
嬉しい報告
先週から逆子の施術をしていた患者様が4回目(32週目)の施術をおえて病院に行かれたところ逆子がなおっていたようです。
安心しました。本当に良かったです。
本日に病院に行くと聞いていたので、予約の電話があったときに心配になりましたが、念のために施術をつづけたいと言うことだったので安心しました。
逆子の施術
逆子の施術は「なおす!」という考えではなく、逆子になっている原因を考えて「なおりやすい環境をととのえてあげる!」ということが大切になってきます。
冷えやストレスが原因となっていることも多いですが、母胎の器質的な問題が原因となっていることもあります。骨盤、子宮、臍帯などが原因によるものはなおりにくい傾向にあります。
西洋医学では、まだ明確に逆子の原因というのはわかっていませんが、東洋医学では「気」のバランスの崩れなどとして捉えて施術をしていきます。
逆子の原因
今回のケースでは仕事で立ち仕事が多いといういうことで、お腹の緊張が強い状態でした。足を中心にお灸の施術をした後にはお腹の緊張がとれていました。
なるべくお腹に負担がかからないように注意をして頂き、お腹の緊張が強くならないように施術を続けたところ逆子がなおってくれました。
今後は1週間に1度のペースで安産の施術をして頂けたらよいかと思っています。
逆子の施術について詳しくはこちらをご覧下さい。
胎児について詳しい本
先週に本屋さんでみかけて読み始めている本があります。タイトルが気になって買ってしまいました。
『胎児のはなし』
最相葉月産婦人科の
医師)と最相葉月氏(ライター)の対談形式になっています。情報量は多いですが小難しい内容になっていないので、読みやすい本になっています。読んでいて思ったのは、胎児や産科の歴史について本当に無知だということでした。大学だったので産婦人科の分野については、その分野の医師から授業をうけましたけど本当にさわり程度でした。
驚いたのは産科の進歩には今ではひんしゅくを買うような人体実験もたくさんあったということです。
でも、考えてみたらそうなんです。今でこそエコーなどの画像診断が発達してわかることも多くなりましたが、昔は実際にお腹から胎児をだしてみないとわからないこともたくさんありました。
逆子についても、普通分娩をすると多くのケースは足ではなくお尻からでてくることが多く、足からでてくるととても危険だそうです。逆子の施術を何人もしてきましたが知らなかったです。
また、羊水はどこからくるのか?、羊水が濁る理由は?、そういったこともはじめてしりました。
妊婦よりもコメディカルや学生が読んで参考になる本だと思います。1冊が胎児だけについて書かれている本は珍しいので、鍼灸師も読んでおいて損はない1冊だと思います。