『天気の子』と住吉大社

映画『天気の子』を見てから住吉大社を参拝しました。

2019年8月4日(月)

こんにちは、和歌山県橋本市を拠点に活動しております蓬庵(よもぎあん)のワダです。ブログをご覧いただきありがとうございます。

『天気の子』と住吉大社

『天気の子』

8月4日(日)は午後から住吉の方で勉強会だったのですが、午前中は時間があったので難波で映画『天気の子』を見てきました。『君の名は。』で話題となった新海誠監督の作品です。

ほとんど前情報やレビューをみることなくいきました。タイトルから天気をあやつる子供のおはなしなのかと、なんとなく思うぐらいでした。

あまり内容は書きませんが、雨が続く東京で天気を晴れるにできる女の子を中心にはなしがすすんでいきます。

最初の方にでてくるのですが、女の子が廃ビルの屋上にある小さな御社(神社)でお祈りをすることにより空が晴れるシーン、龍を想像させるような空の動きをみていると、龍神様や巫女のことをテーマにしているのかと思いました。

そして思ったのが古来の巫女の存在です。

今でこそは巫女さんは神社の華やかな存在ですが、かつては人身御供、人柱、生贄として神事に参加したり、神様との契約より短命となることも珍しくはなかったとされます。

天候は龍神様がつかさどり、人身を神様に捧げることがさかんに行われた時代もあったと考えられています。

映画でも女の子は、晴れることを願うたびに体に影響がでてくることに気づいていきます。

また劇中で占い師が天候には龍神様と稲荷神が関わるという説明があります。その占い師の声優をドラゴンボールで有名な野沢雅子さんがされていました。

いろいろ遊び心のある演出もあり面白かったです。

本編のストーリーよりも、節々にでてくる演出や神様などのキーワードが気になってしまいました。

また終わってから参拝した住吉大社は海の神様や龍神様と関連してきますし、天気については神功皇后の神話もありますね。

天気の子

追記(8月23日)小説『天気の子』

後日に小説の方も読んでみました。ときおり原作者と映画監督が違うと展開の違いに複雑な気持ちになることもありますが、新海誠監督が小説もかかれているのでどちらからでも楽しめると思います。

制作は映画と小説が同時並行のような形だったようです。セリフも同じものが多かったです。

文字のため小説の方が詳しい描写もありますが、この作品は映画での綺麗な絵の描写と音楽が魅力的なので、ぜひ小説だけでなく映画を見てもらうのがよいと思います。

初回特典版は表紙の裏にサイン入りでした。書店によって違う特典もあるようです。マルゼンで買うとカードがついていました。

住吉大社

午後からは住吉で勉強会でした。場所をおかりする長崎はりきゅう接骨院様から住吉大社が近かったので、勉強会に参加する希望者で神社を参拝しました。

少しですがパワースポットや神社参拝に関する資料もつくりました。

今回は神社で「気」を感じることがテーマでした。良い「気」は体にも影響をあたえます。心の穏やかさ、呼吸の変化、脈の変化などを感じてもらいました。

パワースポット

簡単に住吉大社のことを説明してはじめていきました。

住吉大社

西暦211年に御鎮座、全国に2300社ある住吉神社の総本社で、古墳時代から外交上の要港として航海の神や港の神として祀られた神社です。

古代には遣唐使船にも祀られる国家的な航海守護の神や禊祓の神として、平安時代からは和歌の神として朝廷や貴族からの信仰を集めました。

歴史からみていくと、まず祓(はらえ)の神様であることがわかりますし、かつて住吉大社の鳥居の目の前は砂浜になっており、すぐ近くにまで海がきていたそうですから漁業・航海安全・海の神様というよくわかります。

パワースポット

御祭神

住吉大社の御祭神は以下の神様です。

第一本宮:底筒男命(そこつつのおのみこと)
第二本宮:中筒男命(なかつつのおのみこと)
第三本宮:表筒男命(うわつつのおのみこと)
第四本宮:神功皇后(じんぐうこうごう、第14代仲哀天皇皇后、住吉大神の加護を得て強大な新羅を平定し無事帰還)

この神様の筒という漢字には星という意味もあるそうで、航海のときの目印となるため航海のときに神様とされたのも理解できます。

パワースポット

古事記

イザナギノミコトが黄泉の国から帰り、ケガレを祓うために日向の橘の小門の阿波岐原に行き禊を行い、そのときに生まれたのが住吉大社の三柱の神様です。

また綿津見神(わたつみのかみ)が先に生まれています。「ワタ」→「海」、「ツ」→「の」、「ミ」→「神霊」とされており海の神です。

それぞれ綿津見三神、住吉三神とされています。

海底ではらい現れた神は「底津綿津見神」、次に「底筒之男命」
海中ではらい現れた神は「中津綿津見神」、次に「中筒之男命」
水面ではらい現れた神は「表綿津津見神」、次に「表筒之男命」

住吉大社では摂社の志賀社として綿津見神がまつられています。綿津見神は竜王ともいわれ龍の神様です。

住吉大社では摂社の志賀社として綿津見神住吉大社では摂社の志賀社として綿津見神

また竜王の娘とされる豊玉姫命 (とよたまひめのみこと)が住吉大社では摂社の大海神社としてまつられています。

竜王の娘とされる豊玉姫命 竜王の娘とされる豊玉姫命

竜王の娘とされる豊玉姫命

神功皇后

神功皇后が三韓征伐からの帰途に、海上で嵐にあったときに綿津見神の助けにより無事に帰ってくることができました。

またお告げにより住吉の地に神様が鎮座することになったと伝えられています。

住吉の地

その他の写真

境内には大きな木も多く暑い日だったので日陰が心地よかったです。

住吉大社の境内住吉大社の境内

やっぱり住吉大社といえば太鼓橋です。のぼるとわかるのですが思っているよりも高いです。昔はもっと渡りにくい橋だったようです。

住吉大社の境内住吉大社の太鼓橋

入口にあるウサギの手水舎、住吉大社の東側に位置します。東は方角では十二支の「卯」になります。

住吉大社の手水舎 うさぎ

摂社の船玉社(ふなたましゃ)です。みちびきの神様としてしられる猿田彦神(さるたひこのかみ)がまつられているので、手水舎できよめたらまず参拝します。

摂社の船玉社(ふなたましゃ)

船のふすま絵が描かれています。船や飛行機の安全をまもってくれます。よい参拝となるようにお願いしました。

摂社の船玉社(ふなたましゃ)

釣り具の慰霊箱もあります。

釣具慰霊箱

伊勢神宮遙拝所もあります。ここでお参りをすると伊勢神宮にお参りしたことになります。丸い鏡かと思ったら丸い穴があいていました。

伊勢神宮遙拝所伊勢神宮遙拝所

ひとつだけおもむきの違う建物があります。

今は末社の招魂社(しょうふくしゃ)として住吉大社と縁の深い人を祖霊神としてまつっていますが、もともとは境内の中にあった新羅寺(廃寺)の護摩堂でした。

明治の廃仏毀釈により建物や秘仏は破壊や売却をされ散逸してしまいます。東西に塔をもつ立派な寺院だったと思われます。西塔については徳島県阿波市の切幡寺に移築され現存しています。

 末社招魂社(旧護摩堂)

新羅寺があった場所は社務所や祈祷所となっています。招魂社は住吉大社に残る唯一の仏教の建物ではないでしょうか?

また一寸法師とも縁があります。子供に恵まれなかった老夫婦が住吉大社の神様にお願いをして子供を授かったとされています。記念撮影用の大きな御碗がありました。

一寸法師とも縁があるようです。

境内が思っていた以上にひろく急ぎ足での参拝となりました。またゆっくりと参拝させて頂きたいと思います。

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