炭酸水の効果と東洋医学|失敗談

炭酸水と東洋医学、また失敗談について書きました。

2017年5月26日

こんにちは、和歌山県橋本市の鍼灸師ワダです。

先日にあった炭酸水に関する私の失敗談と、東洋医学と炭酸水の関係を書いてみました。

炭酸水

概要

私はよく炭酸水を飲みます。ジュースだと甘すぎて苦手なのと、シュワっとしたのどごしが気持ちよいので好んで飲みます。近年は、炭酸水だとカロリーが0なのでダイエットのためや、胃腸を刺激して便秘に効果が期待できるということで、便秘で飲まれている方もおられるかもしれません。

炭酸水の一般的に言われている効果には、便秘、ダイエットの空腹時対策、疲労回復、消費量のアップなどがいわれていますが、文献をみてみますと炭酸水を飲むことによる効果の根拠となるものが乏しく個人的には疑問点も多いと感じています。

炭酸水と東洋医学

東洋医学的には気滞(きたい)といって、ストレスやイライラなどで「気」の停滞をしやすい人(肝うつ気滞タイプ)は炭酸のものを好む傾向があります。炭酸の泡が「肝」の発散力を助けてくれイライラの解消をサポートしてくれます。

お酒の中でもビールの炭酸がすっきりして好きという人はそのような傾向があるかもしれません。問診の中で証明に使って行くこともあります。私も気滞の傾向はもっています。ただ、飲みすぎは臓腑に負担をかけたり、水の停滞をまねきますので飲みすぎには要注意です。

失敗談

普段から何気なくコンビニなどで買って炭酸水を飲むのですが、その日はいつもと違うメーカーのものを手に取ってみました。

い・ろ・は・すシリーズの炭酸水とかかれた商品です。これは砂糖が入ってるのかな?と一瞬おもったのですが、横にサイダーという商品もあったので普通の炭酸水だろうと思って買いました。

レモンとも書いていますが、炭酸水でもレモンやライムのエキスが入ったものも近年は珍しくはありません。飲んで見ると一般的なサイダーほどでもないですが甘い炭酸水でした。患者様と話していると同様に間違えて買ったという方は多かったです。

正しい製品名は「い・ろ・は・す スパークリングれもん」のようです。きちんとラベルを確認しないといけませんね。ラベルの成分表を確認すると19kcal/100mlとのことでした。何も入っていない炭酸水なら0kcalのはずです。同社のスプライトは40kcal/100mlですから他の清涼飲料水にくらべるとカロリーが半分とはいえますが。

ペットボトル飲料の砂糖の量?

でも、19kcal/100mlを1本分の砂糖の量で換算するとでれぐらいかわかりますか?、ラベルには書かれていませんが計算式でだすことができます。

【砂糖の量を調べる計算式】

[内容量]÷[単位量]×[単位量当たりの炭水化物の量]=全体の砂糖の量

いろはすの場合は以下のように成分表となっています。

栄養成分表示

100ml当り

エネルギー 19kcal
タンパク質 0g
脂質 0g
炭水化物 4.8g

ですから、515ml÷100ml×4.8g=24,72g、ですので砂糖に換算すると24グラムとなります。一本のスティックシュガーが3グラムだとすると8本も入っている計算になります。スプライトやコーラだとその倍になります。

ネットの記事の中には、「い・ろ・は・す炭酸水は、他の炭酸水のように苦みがなく飲みやすいのでダイエットに最適!」という記事もありましたが、どうでしょう。それなら水かお茶を飲まれた方がよいかと思います。たしかにコーラを飲むよりはましかもしせれません。以下の検索をクリックするとより衝撃的な画像がでてくるかと思います。

検索 Google画像【いろはす 砂糖】

そしてせっかくなのでもう一つ関連することを書いておきます。い・ろ・は・すのシリーズには、「みかん」・「なし」・「もも」といったエキスがはいった製品もあります。

これらの製品にも同様の量の砂糖が入っていますので、決して水ではありません。作る過程で「天然水」を使っているということです。

近年はYouTuberが、い・ろ・は・すには実はたくさんの砂糖が入っているということで、お鍋などで火にかけて蒸発させる実験をしている動画もあり話題になっています。他のメーカーでもヨーグルトの味がする水というのもあったりしますが、同様に砂糖は入っていますので透明ですが水ではありません。

育児での注意

私の問診では水分にどのようなものを飲むかも聞いていきます。今までに何度かあったのですが、乳幼児でい・ろ・は・すのエキス入りなら飲んでくれるので、お茶や水の代わりにあげていますという方がおられます。

エキス入りのものは砂糖が入っていますので、天然水と書いていますがジュースと同じだとわかってあげているのならよいのですが、普通の「水」とは違いますので注意が必要です。

ときには飲みやすいのでよいかもしれませんが、乳幼児の水分摂取としては、やはりお茶か何も入っていないお水をおすすめしたいところです。よかったら参考にしてみてください。

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