台風と体調の悪化(126)

2018年9月12日(水)

こんにちは、東洋医学ライフを提案する橋本市の隠れ家鍼灸院こと蓬庵の和田です。

多くの被害がでた台風からも1週間がたちました。この1週間は台風の片付けで疲れたという方も多かったですし、掃除を頑張ったためにましになっていた腰痛が悪化したという患者様もおられました。

それでも少し前まで痛くて歩くのも困難だったのが、バケツに水をいれて運ぶことができるところまで改善したいたので、「掃除をすることができてよかったですね。それだけよくなってるということですよ。」というお話をしました。

痛みが戻っても、多くの場合は体の状態が元通りになっているわけではないので回復も早いです。

神社が破損して何百万円という費用が必要と悩む自治会長さん、畑が大きな被害をうけて収穫が難しいという農家さん、旅行先から関空が使えなくて帰ってこれなかった、ベランダの屋根の柱がおれてしまったなど、患者様からも多くの被害を聞くことになりました。

まだ台風としてはこれからがシーズンの本番となってきます。もう大きな被害がでなければよいのですね。

また台風がくると体調が悪くなると言う方もおられます。頭痛、めまい、無気力、むくみ、体が重だるい、痛み、気分の落ち込み、といったように様々な症状がでてきます。

台風は低気圧だといわれますが、気圧の大きな変化が関わっていると思われます。東洋医学的に見ていきますと水の代謝が悪くなりやすいタイプの方に症状がでやすいです。

水の代謝が悪くなる原因には複数の原因があります。臓腑では、脾、肺、腎、三焦などが大きく関わります。それらに不調があると顕著に症状がでてきます。

またそれらの悪化を誘因するもので外からやってくるものを外邪(がいじゃ)といいます。台風では風邪(ふうじゃ)、湿邪(しつじゃ)が関わってきます。

余計な水をためすぎないように台風の前後は冷たいものの飲み過ぎや、暴飲暴食をさけるのも大事ですし、しっかり睡眠をとり疲労やエネルギーの不足がおこらないようにします。

体力がある人なら少し体を動かしたり、お風呂で汗を流すのも効果がある場合もあります。

ただ、同じ症状でも体質のタイプにより適応する養生方法は変わってきますので、東洋医学が専門の先生に聞いて実践するようにしてください。

今日も最後まで読んで頂きありがとうございます。

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