出産の報告と逆子の施術

逆子の施術をした患者さんから連絡がありました

2019年11月14日(木)

こんにちは、和歌山県橋本市を拠点に活動しております蓬庵(よもぎあん)のワダです。ブログをご覧いただきありがとうございます。

出産の報告

出産の報告

患者さんからメールで出産の報告を頂きました。

ご無沙汰しております。
以前逆子でお世話になりました、○○です。
報告が遅くなりましたが無事に9月14日に元気な女の子を出産致しました。
本当にありがとうございました。
また先生のお世話になることがある際は宜しくお願い致します。
お忙しいと思い、こちらから失礼致しました。
ありがとうございました。

逆子の施術をした患者さんには、「また落ち着いた頃でよいので出産されたら連絡をくださいね。」とお伝えして施術を終了します。

連絡がないので少し心配していたのですが連絡をいただき安心しました。やはり短い期間とはいえ、妊娠中に関わったものとしては無事に出産されることを祈っていますし気になります。

こうして連絡を頂けるとありがたいです。また年賀状に写真入りで報告をしてくださる方もいて、逆子の施術が多かった年の楽しみでもあります。

逆子の施術

37~38週にむかっているという状況で、来週の月曜日には逆子が改善していなければ帝王切開のため入院といわれているという状況でした。

この頃になると逆子は戻ってくれない可能性も高いです。胎児も大きくなってきてお腹にもスペースがなくなってきます。そのため逆子の施術は早めにはじめることが大切です。

お腹をみてみると、まだもどるだけの余裕がありそうだったので施術を引き受けました。

施術中から胎児の動きが活発になり、お腹の過緊張も緩和していたので手応えとして良い印象でした。そして翌日に病院に検診へ行くとなおっていました。

難しいかと思いましたが、スムーズになおってくれて良かったです。その後も1週間に1回のペースで逆子に戻らないよう安産に向けて施術を継続させて頂きました。

この患者さんは蓬庵の施術で逆子がなおった患者さんからの紹介でした。ご紹介してくださった方からもメッセージを頂きました。

数日前に本人さんと仕事でたまたまお会いして「蓬庵をご紹介いただいたおかげでこんな元気な赤ちゃんを産む事ができました」とお礼を言っていただきました。

全て和田先生のおかげですが。でも素直に嬉しかったです。ありがとうございました。

最終の施術日となった9月11日には、予定日が近づいてきてお腹もはってきていたので、出産を促すような方向付けを少し加えて終わりましたが3日後の出産となったようです。

逆子と改善率

私の経験における逆子の改善率は7割ほどです。今回はスムーズになおってくれましたが、なおらなかったケースもあるのが事実です。

逆子の中には一定数のなおりにくいケースも存在します。骨盤に胎児がはまっている、通常より臍帯が短いなどの要因もあります。

その後に施術した32週の逆子の患者さんのケースでは、お腹に余裕がなく少し難しそうな印象をうけていたのですが、病院の医師から34週の時点で「もう改善は難しい。」といわれたということで施術が数回で終了することになりました。

もう少しチャレンジする価値はあるのではないか、医師にはもう少し配慮した発言をしてほしいとも思いましたが、それが経験に基づいた意見でもあるのだと思います。

ただ妊娠中は無理な施術はリスクもあるので、逆子をなおすことに執着しすぎるのもリスクと考えています。

私は2週間の間に4~6回の施術を目安と考えています。それでも逆子がなおらない場合は難しいケースと判断します。それでも継続される場合は週に1度のペースにおとして体調の管理をすすめています。

逆子がなおらなくても施術により体調が以前よりよくなったからと、施術を継続される方も半数ほどおられます。

逆子の施術で大事なこと

私がはじめて逆子の施術をした方は、逆子をなおせなかったんです。

それでも入院のギリギリまで施術に通ってくれ、結果的に帝王切開になっても「とても心の支えになった。」と感謝されることがあります。

出産後もたまにお会いすることがあり「あのときはありがとうございました。」「○○くんがお腹にいるときに先生にお灸をしてもらったんだよ。」と言われると、当初は複雑な気持ちでしたが大事なのは逆子をなおすことだけではないと感じました。

帝王切開のメリット

ただ、帝王切開が必ずしも悪いというわけではなく、安全に出産をするために有効な方法であることを忘れてはいけません。大事なのは赤ちゃんができる限りリスクなく生まれてくることだということです。

また帝王切開の場合は出産日が確定できるので、旦那さんや家族の仕事の調整がしやすいなど、病院が遠方の場合ではメリットの要素もあります。

中にはお姑さんに「お腹を痛めて(普通分娩で)生まないと出産したとはいえない。」と言われて「腹が立って意地でも普通分娩をしたい。」なんて方もいました。

腹が立って怒ると「気」が上にあがります。逆子はなおりにくくなりますから、怒らずに心を穏やかにと説明したこともありました。

まとめ

すべての逆子が希望通りになおってくれるとよいのですが、どうしても現状の私の力量ではどうにもならない部分もあるのも事実です。それでも少しでも改善率をあげていけるように経験を積んでいきたいと思っています。

逆子の施術について詳しくは蓬庵のホームページをご覧ください。

逆子の施術について(クリック)

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