発達障害とお薬について個人的な意見を書きました。
2021年9月7日(月)
こんにちは、和歌山県橋本市の鍼灸師ワダです。ブログをご覧いただきありがとうございます。
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発達障害
学校における発達障害の現状
小児はりに来られている親御さんと話していると、小学校で発達障害の診断を受けて薬を飲んでいるお子さんがかなり多くいるというのです。
近年は落ち着きがなかったり授業に集中できないと、すぐに「スクールカウンセラーに相談しましょう。」、「病院でみてもらいましょう。」になります。
もちろん診断を受けることで公的なサポートが増える場合もあるのですが、サポートは地域によりとても格差があります。
興奮しやすかったりパニックをおこすようなケースには、薬によるコントロールが有効な場合もあり、それにより生活がしやすくなることも多くあります。
しかし根本的に改善をうながす薬ではないので、日常生活や学校生活に支障が無い、少し落ち着きがない低度ならなるべく使わずにいけるならそれにこしたことはないと私は思います。
発達障害における小児はり
鍼灸師の中では比較的に多く発達障害のお子さんを小児はりでみてきた方ですが、薬を長期的に使っているお子さんは初診でみてわかる場合があります。
主に使われる薬は、中枢神経刺激薬、抗精神病薬、抗不安薬、抗てんかん薬などから、その子に合うものをさがすことが多いです。
長期的に薬を使用していると、一見おとなしいですが意識が少しぼんやりしていたり、独特の目つきのようなものを感じます。
もちろん薬でコントールできるケースもあるので薬物療法も否定はしません。
発達障害における漢方薬
またイライラや興奮、不眠や不安症状には、抑肝散、抑肝散加陳皮半夏、甘麦大棗湯、酸棗仁湯など漢方薬を使われる先生もいます。
東洋医学でいうところの肝の臓や心の臓へのアプローチです。
小児はりでの経過
経過をみていくと、すべてのケースではないですが小児はりの定期的な施術により薬を使わなくても落ち着いていくお子さんも多いです。
ただ多くは定期的な施術を長期期間していくことになっていきます。
発達障害でも軽度の症状であれば小児はりも有効な手段ですし、投薬療法や漢方薬と併用して小児はりをされているお子さんもいます。
またよかったら発達障害もご相談してください。