べんがら染めの体験と春日大社で鹿の角きり

勉強会の仲間と奈良県に「べんがら染め」の体験をしにいきました。

2019年10月18日(金)

こんにちは、和歌山県橋本市を拠点に活動しております蓬庵(よもぎあん)のワダです。ブログをご覧いただきありがとうございます。

奈良県に遠足へ

私が代表をしている鍼灸チーム『NAGOMI』では、年に一度のペースで感性を磨く!をテーマに遠足を企画しています。一昨年は電動ろくろ体験、昨年は吹きガラス体験でした。そして今年は染め物がテーマとなりました。

行った日は2019年10月13日です。台風19号の翌日で心配しましたが、交通機関も回復しており参加者全員が集まることができました。

※写真の無断使用・転載はご遠慮ください。

春日大社へ

JR奈良駅に集合して、まず向かったのは春日大社です。

奈良駅前の写真

今回は事務局の安藤先生が試験勉強のため不参加、年明けに柔道整復師の国家試験も控えているということでお守りを買いに行きました。駅から歩いてむかいます。曇り空でしたが雨は降らずで助かりました。

 

参道に入っていくと鹿さんの姿が見えはじめます。久しぶりの奈良にきてテンションが上がるメンバーもいました。

まずは手水舎で清めます。春日大社は立派な鹿の手水舎です。手だけでなく心身をきよめる意識で手と口をゆすぎます。

 

手水舎で清めたら、すぐ脇にある瀬頼津姫神(せおりつひめのかみ)をお祀りする祓戸神社(はらえどじんじゃ)におまいりします。大きな神社では入口付近にあることが多く、罪やケガレをはらうことにたけている神様です。

瀬頼津姫神(せよりつひめのかみ)をお祀りする祓戸神社(はらえどじんじゃ)

春日大社は参道の灯篭のすきまからひょっこり顔をだしている鹿さんが可愛いです。

 

外国の方がやはり多かったです。時間がないのでどんどん進んで本殿にむかいます。

途中で鹿の角きりをやっていることが判明しました。せっかくの機会なので次の時間のチケット(1000円)を買いました。ニュースで見たことがありましたが、鹿の角きりを見るのって有料だったんですね。

本殿では500円をはらって中にはいり特別参拝しました。綺麗な灯篭の回廊などは入らないと見れないので、時間とお金に余裕がある方は入られた方がいいと思います。

 

春日大社で人気の灯篭の回廊です。

 

実はすべての灯篭に灯りがともされるのは、節分、8月14日・15日の年に3回だけです。その様子を再現している藤波之屋の万燈籠再現です。実際は写真よりも暗くとても綺麗です。

 

御蓋山(みかさやま)浮雲峰(うきぐものみね)遥拝所です。山頂の浮雲峰はかつてタケミカヅチノミコトが白い鹿に乗って降りられたとされる聖なる山で禁足地です。

鹿の角きり

ゆっくり参拝していら時間ぎりぎりになり慌てて鹿の角きりの会場にむかいます。

 

全体をみるとこんな感じ、英語でも説明がアナウンスされていました。

会場の中に鹿さんがはなされるも落ち着かない様子です。

角に縄をかけて押さえ込みます。鹿さんも必死に抵抗していました。

 

角を切ったあとに鹿さんは興奮、いきなりの体当たりをみせて会場はドキドキでした。これは本当に怖かったと思います。

 

思っていたよりも激しく、メンバーも鹿さんに釘付けです。

遊悠工房zoo&かぎろひ

いろいろ調べた結果、ならまちにある遊悠工房zoo&かぎろひ(奈良市毘沙門町29)さんにお世話になりました。

遊悠工房zoo&かぎろひ – ならまち情報サイト
ならまち情報サイトでは、奈良の旧市街地、ならまちの魅力・観光情報を発信しています。...

年配の女性がお2人がきりもりされている工房で、その日は他にも体験をしている方が8名ほどいて賑わっていました。『君の名は。』で話題になった組紐やブレスレットなども体験できるそうです。

べんがら染め

まず作例をみて説明を受けます。そして染める色と模様などを決めます。色見本にいろんな色があり迷います。あわい綺麗な色ですね。

 

やり方の説明をうけているところです。複数の体験の方がいて忙しそうでした。

 

染めたくないところは、結んだり、紐でくくりつまんでいきます。

 

色を作って染めていきます。原液を水で薄めたり、組み合わせて色を作ります。

薄い色から濃い色へと段階を踏みながら染めていきます。

 

もっと手が汚れるのかと思ったら、染料がだんだんと生地にはいっていき透明の水になっていきます。ほとんど手が汚れることはなかったっです。藍染めの染料は手にも色がつきやすいそう。

べんがら染めは手にも優しい染め物だそうです。ベンガラ染めの染料は天然鉱物顔料の一種で土からとれる自然のもの、だから環境にもさやしいそうです。

 

あとは色を変えたりして何度もくりかえし染めていきます。私も作業に入ったので写真はここまでです。

 

染め終わったらしっかりと乾かしていきます。天気のいい日なら早く乾くそうなんですが、曇り空なのでドライヤーで乾かします。完全に乾いたところで水洗いを繰り返し、最後にアイロンをかけて完成です。

 

最後に作った染め物をもって記念撮影しました。

3時からの体験だったのですが、みんなが終わったのは6時でした。最初はすぐにおわってしまうのではないかと思いましたが、乾かす作業などもあり時間がかかりました。

 

終わるころにはすっかり外が暗くなっていました。遅くまで丁寧に教えて頂きありがとうございました。

私が作ったのは濃いピンクから薄いピンクのグラデーションのストールです。ストールは秋におすすめのグッズのひとつです。

うっかり私は白いシャツで行ったので、帰りには水玉模様が増えていました。

お昼をゆっくり食べる時間がなかったので、終わってからご飯を食べに行きました。1日お疲れさまでした。

鹿の角きり動画

スマホで撮影したのでブレていますが、会場の雰囲気を少しだけ味わってください。

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