国立民族学博物館で人魚のミイラにハラノムシ!?

国立民族学博物館の特別展に『針聞書』

2019年9月23日(月)

こんにちは、和歌山県橋本市を拠点に活動しております蓬庵(よもぎあん)のワダです。ブログをご覧いただきありがとうございます。

国立民族学博物館

万博記念公園

日曜日の午前中は勉強でした。終わってから気になっていた国立民族学博物館で開催されていた特別展の「驚異と怪異―想像界の生きものたち」を見てきました。

万博記念公園駅からの写真

モノレールで万博記念公園駅へいきました。モノレールと高速道路のむこうに太陽の塔が見えてきました。

国立民族学博物館は万博記念公園の中にあります。入場口で博物館のチケット(一般880円)を買って入ります。

万博記念公園の太陽の塔の写真

太陽の塔を近くでみるとなかなか迫力があります。

驚異と怪異―想像界の生きものたち

「水」、「天」、「地」のセクションに分かれており、人魚、龍、河童、猫鬼などのミイラと呼ばれているものや造形物が展示されていました。

国立民族学博物館 

人魚のミイラといわれるものは日本にもいくつかあると思うのですが、江戸後期に持ち出され今はライデン国立民族学博物館が所蔵している人魚のミイラが展示されています。

橋本市でも『石童丸』の話で有名な学文路(かむろ)にある苅萱堂(かるかやどう)にも人魚のミイラが安置されています。展示はされていませんが紹介されていました。

人魚や鬼など幻獣のミイラのほとんどが、複数の違う生き物などを組み合わせて作られていることがわかってきています。

その背景として、そいうものが作られたのには「見世物」としての一面があったようです。いつの時代も不思議なものや恐ろしいものに人は興味をもっったようです。

見世物としての一面、また寺社仏閣も人を集めるために見ると御利益があるなど便乗した関係があるようです。それがのちに寺社の秘宝や御神体として残ってきた背景があるようです。

特別展の入場料で常設展示も見ることができます。はじめて行きましたが世界の文化の紹介されていて、食事、住まい、音楽、信仰などスケールの大きな展示でした。

日本のエリアも、祭りやハレの日に関する展示、地方の正月飾りや御幣の数には圧巻でした。

会場‥国立民族学博物館 特別展示館
会期‥2019年8月29日(木)~11月26日(火)
時間‥10:00~17:00(入館は16:30まで)
休館‥水曜日

特別展「驚異と怪異――想像界の生きものたち」 | 国立民族学博物館
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『針聞書』(九州国立博物館蔵)

また展示物をきちんと確認せずに行ったのですが、東洋医学の貴重な文献である『針聞書』も展示されておりビックリしました。

『針聞書』は愛くるしい絵でハラノムシとして人気です。もっと宣伝したら興味がある鍼灸師は多いと思うのですが、ほとんどアナウンスされていないです。

大阪で見ることができるので、よかったら見に行ってみてください。

『鍼灸秘伝書』 も入れ替えで展示されるようです。展示期間が違うので注意して下さい。

茨木元行『針聞書 』
日本摂津(現大阪)九州国立博物館
8/29~10/22 場面替えあり

足立元意『鍼灸秘伝書』
日本 九州国立博物館
10/24~11/26

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