東洋医学のホントのチカラ(139)

2018年9月26日(水)

こんにちは、蓬庵の和田です。

9月24日(月)にNHKで、東洋医学ホントのチカラ~科学で迫る鍼灸・漢方薬・ヨガ~という番組が放映されました。お休みの日だったのでご覧になられた方も多かったのではないでしょうか?

やはりテレビの影響というのは大きいようで、多くの患者様から質問がりました。灸頭鍼という鍼の上にモグサをつけて燃やす方法について、足三里のお灸について、米軍が痛み止めに耳鍼を応用していることについて、美容鍼灸についてなど内容に関することが多かったです。

中には免疫をあげるために足三里にお灸をしたいので、早速お灸を薬局まで買いに行くという患者様もいました。

米軍が痛み止めに耳鍼を応用してるっていうのは、学生の頃に聞いたことがありました。そのときは「すごい!」って思った記憶があります。大雑把に示すと「○<>」こんな形で抜け落ちないように返しがついてると聞いたことがあります。

普段から鍼灸施術をうけていたり東洋医学に興味を持っている方、業界の関係者の注目が大きかったのではないかと思いますが、興味があるけどもう一歩がでないという方にはいい番組となったのではないかと思います。

内容に関しては細かいことを言っていくといろいろな意見がありますが、今まで1時間以上にわたって鍼灸や東洋医学について取り上げられることがなかったので、正直なところとても嬉しく思います。

内容は一般の方にもわかりやすい内容となっていました。業界では誰でも知っているような先生方がでておられました。

エコー、血流計測、マウス実験、モニターでの検証など、「科学で迫る」とタイトルにあるように研究の側面からも根拠を説明する内容となっていたのでよかったと思います。

鍼灸や東洋医学の研究や評価というのはとても難しいものであるのですが、今後も残っていくためには科学的に根拠が確立されていくことはとても大切だと思います。

蓬庵でもよく使う腰痛に百会(ひゃくえ)の鍼、逆子のお灸も紹介されていました。

内容に関する言及は今回は避けておきたいと思いますが、総じていうと良い番組であったと思います。あと一歩がでない方の後追しになっていれば嬉しいですし、少しでも興味を持ってくれる方が増えたらありがたいことです。

今回はあまり触れられませんでしたが、東洋医学はもっともっとディープな世界です。またお灸のやり方など、気になることがあればお気軽に質問してください。

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