清明と春にでる体の症状(90)

2018年4月5日(木)

こんにちは、東洋医学ライフを提案する橋本市の隠れ家鍼灸院こと蓬庵の和田です。

今日5日は二十四節気の一つの「清明」です。万物(すべてのもの、人間も動植物も)がエネルギーにあふれ、活き活きと輝く美しい季節です。今年は少し早かったですが、関西では桜が満開となる頃です。

桜

ずっと寒い寒いと思っていましたが、一気に春らしい暖かい日がやってきましたね。急に暖かくなったので、体調を崩されている方や気温が高くなったので「気」が上にあがりやすく胸より上の症状が多くなっています。花粉症はもちろんのことですが、頭痛やめまいなども春にはおこってきます。

また臓腑では「春」は「肝の臓」の季節で、「肝の臓」にまつわる症状もおこりやすくなります。五行でみていきますと「肝の臓」には「目」や「筋」や「怒」といったキーワードが入っています。

本来は、のびのびと植物が上にのびるように私たちの体も活動的になり、「気」や「血」の巡りが活発になる季節です。しかし「気」や「血」に不足があったり、抑うつされるようなことがあると「肝の臓」の働きが悪くなり症状がでてくることがあります。筋肉がひきつったり痛みが出る、気分の落ち込みやイライラしやすいなど精神的に不安定になったりもします。

東洋医学独自のルートの考え方でる経絡(けいらく)でみていくと、足の付け根のソケイ部のあたりの痛みやひきつりなども多く見られるように思います。

春は「気」を停滞しないように、体も精神的にものびのびと過ごすことが大切です。天気が良い日には外出を楽しむのもよいリフレッシュになると思います。

春の体調不良も気軽にご相談下さい。

 

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