目標はたてる方がよい?
目標はたてない方がよい?
長くなってしまいましたが、よかったら読んでみてください。
目標を達成するステップの話をすすめている中で、このような話をすると混乱をうむかもしらませんが、目標をたてることが苦手な方や、論理的な考え方よりも感情的な方が得意な方はしっくりくると思います。
今日はなしていくのは、目標達成型と天命追求型(天命全う型)という話です。
それにはまず、ベストマインドについて説明しておきたいと思います。
ベストマインドという言葉は私が作った造語です。強引に訳せば良心となるようですが、基本的には英語で使われることはありません。
このベストマインドにこめた思いとは、(その方にとって)最良の心のあり方、またその状態を意味しています。
人はみんな違います。その人にあったやり方や考え方というのは違います。
あわないやり方を押し付けられると苦痛です。スピリチュアルが嫌いな方にエネルギーワークやパワースポットをすすめても嫌がられます。
そのような方には論理的な思考法をアドバイスした方がよい場合もあります。でので何かに特化したような表現はさけました。
それでも不幸になりたくて日々いきている方はいないはずです。人生を豊かにしたいと思っている方が多いですし、さらには日本や世界をよくしたいと思っている方もいます。
大事なのはそこにいきつくことであって行き方ではありません。その方のやりやすいやり方でよいと思います。
なので目標を立ててもよいし、立てなくてもよいというのが私の考えですし、目標をたててもそれに固執しすぎないことが大事だと思っています。
それでは、目標達成型と天命追求型(天命全う型)とはなんでしょうか?
歴史の人物でよく例えられるのですが、目標達成型は織田信長、天命追求型は豊富秀吉です。
目標達成型の考え方は西洋的な方法で、どちらかといえば論理的な方が理解をしやすい男性にむいています。
学校や会社でも当たり前のように教え込まれてきたことだと思います。試験勉強の計画や時間割を作る、営業成績や事業の計画を作る。それがしっくりくる方は目標達成型があっています。
中にはそれが苦手な方もいたと思います。目標がない、わからない。論理的に順序だてて考えることができない。
そんな人は天命追求型があっています。天命とあるように、自分で目標をきめていくのではなく、「天」にまかせるということです。
自分の運命に身を任せて、今の自分にあたえられていること、今の自分ができることを精一杯頑張ることで道がひらけてあたえられていくという考え方です。
天命追求型も努力や行動が不要というわけではないので、道楽に好きなことをしていればよいと勘違いしないように注意してください。
それもその方の人生なので、たとえ生活が苦しくても道楽なのがベストマインドで不満がないなら、それでもよいかと思います。
秀吉は農民でしたが、草履を懐であたためるなど親方のためにつくして認められ、最後には天下をとりました。
目標がない、目標を作るの苦手、それなら今の自分ができること、やらないといけないこと、今の仕事を精一杯頑張ることです。
人道に反することでなければ、仕事によい悪いはありません。
そのあなたの仕事を通して、必ず誰かのお役にたっています。なので目標がないからと悲観的になる必要はありません。
目標の設定には、具体的な金額を明確にする場合もあります。これは西洋的な思考です。
私はお金を稼ぐことは悪いことだとは思いません。大事なのそのあとの使い方です。ただ、日本人はそれが苦手な場合が多いので、天命追求型の生き方もひとつですし、
具体的にお金の金額を目標にするなら、その目的も明確にすること、そしてそれが自分を豊かにするだけでなく、他者も豊かにする目的であれば受け入れやすいかもしれません。
なので目標設定が必ず必要ではないというのが考えですが、人道に反すること、家族を不幸にすることはしやいなど、なりたい状態でなく、なりたくない状態を決めておくのもよい方法だと思います。
最近では高い目標などはたてずに現状に満足する「悟り」の思想も流行っています。
それも素晴らしく悪くないとは思うのですが、本当にそれに満足しておらず不満がでるようなら、考え方をあらあらためる必要があると思います。
長くなりましたが、最後まで読んで頂きありがとうございました。