和歌山県立博物館で神像を撮る

和歌山県立博物館での「仏像」と「神像」の特別展に行ってきました。

2019年6月4日(火)

こんにちは、和歌山県橋本市を拠点に活動しております蓬庵(よもぎあん)のワダです。ブログをご覧いただきありがとうございます。

6月3日(日)は午後から堺で勉強会だったのですが、和歌山県立博物館で開催されていた特別展の最終日ということで午前中に行ってきました。

和歌山県立博物館

特別展 仏像と神像へのまなざし―守り伝える人々のいとなみ―

会期:2019年4月27日(土)~6月2日(日)

和歌山県を代表する国宝にも指定されている仏像と神像が多数展示されていました。その中でも貴重なのは国宝の熊野速玉大神坐像(熊野速玉大社蔵)です。

なかなか近くで見る機会はないでしょうし、今回は文化財保護啓発の目的による私的利用(SNSを含む)の場合は写真や動画の撮影もOKということでした。

今回が初公開となる展示もあり貴重な機会でしたので行ってきました。

守り伝える人々のいとなみ

今回の特別展は貴重な国宝を展示することだけがテーマとなっていません。「守り伝える人々のいとなみ」という副題がつけられています。

日本の歴史において、廃仏毀釈により多くの貴重な文化財が消失してしまいました。それでも難をながれて別の形や場所で守り続けられてきたものもあります。

そして近年も問題になっているのが盗難という問題です。

かつては地域の人々により信仰や管理がされていた場所も守る人がいなくなり荒廃したり、金銭目的での盗難にあうという事例が多数発生しているそうです。

気づいたら「仏像」なくなっていた。でもいつからかわからないというケースもあるようです。

また残された資料が少なく、何が紛失しているのかがわからないということもあるそう。たしかに通常の参拝であれば扉の中でお姿がわからないケースも多く仕方のないことなんでしょう。

そういう意味では、今回のように写真でより広く知ってもらう、地元の小さな寺院やお堂にも貴重な文化財があることを知ってもらう必要があります。

古物商やオークションサイドも盗難の品であることが示唆されるケースも多数あるのでしょうけど、それよりも利益や愛好家の熱意の方が強いのでしょう。

表にはでてきませんが、日本だけでなく諸外国にも仏像・神像のコレクターというのはたくさんいるそうです。

3Dプリンタ製のお身代わり仏像

今では3Dプリンタで計測をしてそっくりのお身代わり仏像を作り、それを安置してオリジナルは博物館で管理するということがでてきているそうです。

3Dプリンタによるレプリカなのですが、レプリカは珍しいことではありません。ただ仏師によるレプリカを作るというのは大変なことですので、こういう方法もひとつなのではないかと思います。

もちろん仏師の手作りの方が「魂」はやどるのかもしれませんが、「神仏というのは、実態がこうでなくてはならない。」というようにとらわれるものではないはずです。

文化財や美術的な価値はないかもしれませんが、信仰の対象としては樹脂だからダメと言うことはないと個人的には思います。

金属による鋳造(ちゅうぞう)も複製ですからおなじことだと思います。

より詳しくは県立博物館の学芸員である大河内智之氏の投稿をご覧ください。

感じる「仏像」と「神像」

「仏像」や「神像」からも氣(エネルギー)を感じることがあります。

見ているとチャクラと言われるような眉間の部分がムズムズとしたり、あたたかい感じ、すっきりする感じ、癒やされる感じ、嫌な邪悪な感じ、背筋がのびるような感じ、などを感じる場合があります。

それぞれにエネルギーの違いがあるのだと思います。神社仏閣ではそういった感覚を体感するというのも面白いです。

少しコツがありますが、そういう意識をもって見るとわかる方も多いと思います。

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