東洋医学な生活を提案するワダです。
梅雨に入ったようです。しばらく、眠い、だるい、重い、やる気がでない、湿気が苦手な体質の方には辛い季節ですね。
今日の新患様の治療中に、一緒にこられていた奥様から「旦那は何タイプ?、気虚?、気滞?」と質問されました。
気虚はエネルギー(気)の不足をしめし、体が弱ったり疲労している状態、気滞はエネルギー(気)の停滞をしめし、体がストレスを感じているときによくおこります。
東洋医学や薬膳の本には、よくあなたは○○タイプというような簡単なチェック表があったりしますが、本来はきれいにどれとわけれるようなものではありません。
生まれ持った体質、そして日々の体の状態はまた違います。
ご主人の場合は、体質としてのお腹の弱さである脾虚、日々の仕事での肝うつ気滞、首や肩のコリと水鼻は外邪である風寒の邪、複数の要素がみられました。
これらの中から症状のウエイトや優先順位を決めて治療をすすめていきます。季節と同じように体も日々変化しています。気虚や気滞も、軽い症状のものから重い症状まで大きなはばがあります。
あくまでも本でのチェックは参考程度のものです。私たちはさらに、脈、舌、お腹、ツボなどの状態を確認して体の状態をとらえていきます。
また、同じ症状でも原因は様々です。便秘でも気虚と気滞では治療がことなります。ですので、本来は○○症状にはこのツボとは一概にはいえません。ツボがあっている人もいれば、あわない人もいます。
蓬庵では本などを見てのツボ押しは勝手にしないように言っています。聞いてくださればアドバイスします。ツボによっては押すよりもお灸の方がよいツボもあります。
今日の新患様にはそんな話をさせて頂きました(^-^)