咳のセルフケア2
こんにちは(^-^)
東洋医学ライフを提案する蓬庵(よもぎあん)の和田です。
前回に続き咳に有効なセルフケアのポイントをひとつお伝えしたいと思います。
咳にもいくつかのタイプがありますが、多くの場合は胸のまわり、肩や首の筋肉がとても硬くなっています。それらのコリを緩めてあげることで深く呼吸をすえるようになりますし、咳もましになることが多いです。
小胸筋停止部付近のポイント
今回のポイントは前回のポイントにも近いですが、鎖骨下の外側端からやや下にある小胸筋の停止部のあたりです。大胸筋の下に隠れている筋肉です。脇と鎖骨下の外端との間あたりになってきます。
少し下になる脇のあたりの大胸筋にもグリグリの痛い反応がでていることもよくありますが、個人的には小胸筋のあたりの方が効果が高いように感じています。
ツボでは「中府(ちゅうふ)」のあたりになってきます。
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手の太陰肺経:中府(ちゅうふ)
場所‥鎖骨下の外側端より下に1寸(親指の横幅)
鎖骨の下を内側から外側端にむかって指が止まるところまですべらせていき、そこより親指の幅ほど下にさがったあたりを押すと痛みがある硬くなったグリグリのスジが見つかります。
そこを鍼・お灸・マッサージなど、あなたができることで緩めてください。
中府は肩の痛みにも有効ですし、美乳や母乳の分泌促進のツボとしても知られています。
自宅でのセルフケア方法
鎖骨下の外側端と脇とをむすんだ中間あたりを、上下左右に少しづつずらしながら押えてみて硬くて痛いグリグリがみつかれば、そこを指で少し痛みを感じるぐらいの気持ち良い強さで押し、指がずれないように注意してやさしくゆらしていくのがおすすめです。10秒ほどを目安に3セットほどしてみてください。
ゆらすのが難しければ気持ちのよい強さで押しながら、5回ほど深呼吸しながら押さえてもよいです。こちらも3セットほどしてみてください。
最初は少ない時間、回数からはじめてみてください。効果はあとからでてくることもありますし、やりすぎは悪化をまねく場合もあります。
また強く押せば効くというものでもありません。氷がとけていくように、硬いコリがとけるイメージをしておこなうのがポイントです。
鎖骨の下には血管や神経も通っているので、強く押しすぎるのはよくありません。
治療では複合的に施術していきます。体をよく観察してとくに反応がでている効果があるポイント使って治療をしていきます。
蓬庵は、咳をはじめカゼの症状の改善も得意としますので、とまらない咳などもお気軽にご相談してください。