咳のセルフケア1
こんにちは(^-^)
東洋医学ライフを提案する蓬庵(よもぎあん)の和田です。
今日は咳に有効なセルフケアのポイントのひとつをお伝えしたいと思います。
先日も咳の患者様がこられましたが、施術を開始した15分後には咳が少なくなり30分後にはぴたりと咳がとまりました。そのときにも使ったポイントです。
咳にもいくつかのタイプがありますが、多くの場合は胸のまわり、肩や首の筋肉がとても硬くなっています。それらのコリを緩めてあげることで深く呼吸をすえるようになりますし、咳もましになることが多いです。
鎖骨下部のポイント
よく使うポイントのひとつに鎖骨の下部があります。咳にもよく反応がでる場所でもありますし、頑固な肩こりを緩めるにも有効なポイントです。鎖骨下筋と大胸筋が重なるところです。鎖骨下筋は鎖骨の下にはりつくようについており、その上に下図の大きな大胸筋がついています。
ツボでは「気戸(きこ)」や「兪府(ゆふ)」のあたりになります。
足の陽明胃経:気戸(きこ)
場所‥鎖骨の下縁と乳頭線との交点に取る
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足の少陰腎経:兪府(ゆふ)
場所‥前正中線の外方2寸で、鎖骨の下縁に取る
鎖骨の下をなでると硬くなったグリグリが見つかります。そこを鍼・お灸・マッサージなど、あなたができることで緩めてください。
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自宅でのセルフケア方法
まず鎖骨の下をやさしくなでたり、少しづつずらしながら押えてみて硬くて痛いグリグリがみつかれば、そこを少し痛みを感じるぐらいまで指で押し、指がずれないように注意してやさしくゆらしていくのがおすすめです。10秒ほどを目安に3セットほどしてみてください。
ゆらすのが難しければ気持ちのよい強さで押しながら、5回ほど深呼吸しながら押さえてもよいです。こちらも3セットほどしてみてください。
最初は少ない時間、回数からはじめてみてください。効果はあとからでてくることもありますし、やりすぎは悪化をまねく場合もあります。
強く押せば効くというものでもありません。氷がとけていくように、硬いコリがとけるイメージをしておこなうのがポイントです。
治療では複合的に施術していきますし、とくに反応がでているポイント使って治療をしていきます。
蓬庵は、咳をはじめカゼの症状の改善も得意としますので、とまらない咳などもお気軽にご相談してください。